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沖縄21世紀ビジョンを通してSDGsの目標達成へ〜世界に開かれた交流と共生の島に〜

先進国から発展途上国、全世界の社会課題を解決するために2015年に国連で採択された「SDGs」と沖縄の2030年のあるべき姿を描いている「沖縄21世紀ビジョン」をご存知でしょうか。


SDGsは世界中で取り組まれていますし、メディアでもよく目にするので、みなさんも何となく知っているかと思います。


そこで、今回はSDGsと関わりが深い、沖縄県が取り組んでいる「沖縄21世紀ビジョン」をフォーカスしてご紹介します。

 

沖縄21世紀ビジョンとは?


沖縄21世紀ビジョンとは、沖縄県が県民とともに構成した、2030年のあるべき沖縄の姿を達成するための目標です。


沖縄21世紀ビジョンでは大きく5つの将来像が掲げられており、それに付随した具体策が48個たてられています。


今回のブログでは、沖縄の将来像5つのなかでも、将来像4の世界に開かれた交流と共生の島になるための目標について詳しくご紹介します。将来像1将来像2将来像3については別の記事でまとめているので、そちらをご覧ください。



 

世界に開かれた交流と共生の島へ


今回のブログでは、沖縄の将来像5つのなかでも、将来像4の世界に開かれた交流と共生の島になるための目標について詳しくご紹介します。


沖縄21世紀ビジョンでは「世界に開かれた交流と共生の島」になるために、大きく4つの目標をたてています。それがこちらです。


①外交における沖縄の役割発揮 ②国際交流と共生のネットワークづくり ③科学の振興と世界への協力・貢献 ④平和の発信と世界平和への貢献

これらの目標には、沖縄振興に向けての国際戦略、人、モノ、情報、文化、科学技術などの交流ネットワークの構築、国際的な課題の解決への貢献、世界平和にどのよう関わり、貢献していくのか等の疑問があります。


沖縄21世紀ビジョンでは、それらの疑問を踏まえた解決具体策を細かく打ち出しているので、ご紹介します。





 

世界に開かれた交流と共生の島になるための具体策6選


世界に開かれた交流と共生の島になるために大きく4つの目標を立てていますが、実際にどのようなことを行うのでしょうか。


①沖縄が担うべき地域外交

・ 地理的・歴史的な特性を活かし、日本の国際貢献の一翼を担い、アジア・太平洋地域との交流や世界各地とのネットワークづくりを行います。

沖縄は地理的にもアジアや世界との貿易・交流がしやすい位置にあります。そんな特徴を活かして、世界各地とのネットワークづくりを一役買うことで、国際貢献をしていこうという目標です。



②人・知識・文化の融和する海邦交流拠点形成

・ アジア・太平洋地域との多元的なネットワークをつくり、新しいビジネスを創出するなど、沖縄の振興をリードする交流拠点をつくります。

こちらも地理的な特徴を活かして、沖縄が世界を繋げるような新しいビジネス創出地や交流拠点となることで沖縄を振興しようという目標です。


特に、世界のウチナーンチュといわれる県系人や県人会等のウチナーネットワーク関係者は世界各地に約42万人いるといわれています。

そのネットワークの確立・継承・拡大をすることで「海邦交流拠点」としての形成を図ってっていきます。



③科学の振興と知の集積による国際貢献拠点形成

・ 食糧・エネルギー・医療など多くの課題がある国際社会への貢献のため、様々な科学分野の研究・集積、技術の振興を図ります。
・ アジア・太平洋地域の共通課題に対して、情報発信、技術移転、プロジェクトの実施を通して、国際的な協力・貢献を積極的に行います。
・ 世界から頭脳人材を誘致し、世界的課題解決のため知的交流機会を創出して、「グローバル頭脳ハブ」を形成します。

その他にも、沖縄における学術研究・交流拠点の形成を目指し、科学技術を担う人材育成や確保は、国内外を問わず研究者や学生の派遣・受入れや交流を積極的に推進をします。


また、未来を担う子ども達が科学技術への関心を高めるための施設整備の促進や、科学技術と親しむ機会の提供も努めます。



④アジア・太平洋「平和協力外交地域」形成

・ 沖縄のソフトパワーを活用した平和協力外交を担って、アジア・太平洋地域の持続的安定と平和に資する「新たな外交地域」として貢献します。

沖縄の文化や自然、歴史、平和を希求する心を沖縄のソフトパワーとして活用します。特に、国内で唯一地上戦が行われた地として、平和な世界になるための「新たな外交地域」として貢献していきます。

 

まとめ


今回のブログでは、沖縄21世紀ビジョンで掲げられている将来像4の「世界に開かれた交流と共生の島」を達成するための具体策についてご紹介しました。


この目標を達成するためには、大きく4つの目標があります。

①外交における沖縄の役割発揮
②国際交流と共生のネットワークづくり
③科学の振興と世界への協力・貢献
④平和の発信と世界平和への貢献
 

最後に


弊社では、より良い未来をつくるために、次世代を創る子ども達、そして企業へ「SDGs」を理解してもらい、社会課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。



親子でSDGsワークショップ


SDGsやSDGs17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。


その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。


このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。


2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。


このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。


また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。



企業向けSDGsで地球救済ワークショップ


グループワークを通してSDGsとは何か、課題解決のためにどんなアクションができるかを議論するワークショップです。


SDGs169のターゲットや、沖縄21世紀ビジョンを題材に、ロールプレイング要素を取り入れているので、会社でSDGsに取り組む意義を浸透させたい、共通認識を取りたいという企業、これからSDGs関連の取り組みを実施検討している企業におすすめです。


弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。



参考

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