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SDGsを達成するために〜沖縄県の取り組み①〜

SDGs目標達成まで、残り9年となった今、世界・日本・そして各都道府県でもSDGs目標達成に向けて様々な取り組みが行われています。


そこで今回は、沖縄県が行っている取り組みを詳しくご紹介します!


 

沖縄21世紀ビジョンとは?


みなさん、沖縄21世紀ビジョンをご存知でしょうか?


沖縄21世紀ビジョンとは、沖縄県が県民と共に2030年にどのような沖縄になっていたいかの構想を描き、その実現に向けた取り組みや役割などが掲げられている目標です。


沖縄21世紀ビジョンでは下記の基本理念が立てられています。

沖縄21世紀ビジョンの基本理念
21世紀に求められる人権尊重と共生の精神を基に、“時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支え合う平和で豊かな「美ら島」おきなわ”を創造する。

沖縄21世紀ビション 沖縄21世紀ビジョンの基本理念 より


 

沖縄21世紀ビジョンが目指す、5つの沖縄の将来像


沖縄21世紀ビジョンでは県民からのアンケートを元に「5つの沖縄の将来像」が掲げられています。


その将来像がこちらです。

将来像1:沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島 将来像2:心豊かで、安全・安心に暮らせる島 将来像3:希望と活力にあふれる豊かな島 将来像4:世界に開かれた交流と共生の島 将来像5:多様な能力を発揮し、未来を拓く島

今回のブログでは、この5つの将来像の中でも将来像1「沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」について詳しくご紹介します。



沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島とは具体的に?


やはり、沖縄と言えば青い海、青い空を想像される方が多いと思います。


そんな沖縄の美しい自然や、これまで継承されてきた伝統・文化、そして歴史をどのように残していくのでしょうか。


まずは、沖縄21世紀ビジョンが掲げている、沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島という具体像をご紹介します。


将来像1:沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島  
・ 温暖な気候とゆったりした時間の流れで暮らせる沖縄。 
・ 青い海、白い砂浜と自然の海岸線が続き、サンゴ礁によりイノー(礁池)の穏やかさが守られている沖縄。 
・ 多様な生物、亜熱帯の花や緑が島の美しさを引き立てる、自然に囲まれた沖縄。 
・ 沖縄らしい自然や風景を求めて観光客が訪れ、物心両面での豊かさをもたらしている沖縄。 
・ 最先端の温暖化対策などの環境モデル地域を形成し、世界的に注目を集めるエコアイランド沖縄。 
・ 暮らしの中に息づいている伝統文化・行事などが、世界中で活躍するウチナーンチュの誇りの源となっている沖縄。
 ・ 伝統文化の継承に加え、多様性を受け入れ、新たな文化を創造している沖縄。

自然・伝統文化を守りながらも、世界からエコアイランドとして注目されるような沖縄を目指していることが分かります。



 

課題を解決するための具体策7つ


沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島を創るために沖縄県は具体的にどのような施策を打ち立てているのでしょうか。


沖縄21世紀ビションに記載されている具体策を分かりやすくまとめてみました。


沖縄グリーン・イニシアティブ(環境に対する発案)

  • 今残っている沖縄の豊かな自然を守りながらも、失われた自然をもう一度再生する取り組みをしていき、ゾーニングや環境収容力を取り入れた新たな仕組みを構築していく。 ※ゾーニング・・・区分すること。都市計画などで、各地域を用途別に区分すること。 ※環境収容力・・・ある環境において、そこに継続的に存在できる生物の最大量。

  • リサイクル技術の向上、廃棄物を利用するシステムの確率。また、自然環境の負荷がすくない循環型社会を目指しながらも、経済発展の好循環も構築する。

  • 「低炭素島しょ社会」として国際的にも注目される沖縄に、そして立地特性にあった環境技術の改革を進める。 沖縄県では、施設等におけるLNG(液化天然ガス)転換普及事業等の環境対策を促進するため、平成29年度から令和元年まで補助金を交付していた。


沖縄伝統文化・芸術の創造と活用

  • 命どぅ宝、ユイマール、イチャリバチョーデーといった沖縄独自の精神文化を守り、つなげてゆく。さらに、沖縄だけに留めるのではなく、この精神を世界にも発信し、国際交流をはじめ様々な分野で活かす。 ※命どぅ宝・・・お金やどんな所有物よりも、大事なものはである。 失うと、二度と手に入らないということ ※ユイマール・・・ユイ(結い、協働)+マール(順番)の意で皆んなで助け合い頑張りましょうということ ※イチャリバチョーデー・・・一度出会えば皆兄弟。皆んなで仲良くしましょうということ

  • 沖縄の観光地としての質を向上されるためにも、芸能、エンタメ、食などを戦略的に創造・育成し、新たな産業と雇用を生み出す。


千年悠久の人間に優しいまちづくり

  • 沖縄に古くからある景観・風景・風土を守り、時間とともに価値が高まるような「価値創造型のまちづくり」(景観10年、風景100年、風土1000年)を実現する。

  • 高齢化社会と脱自動車社会になる見通しを立てた交通環境をつくり、自転車や歩行者を中心としたコンパクトな都市を創造する。


 

まとめ

今回のブログでは、沖縄21世紀ビジョンで掲げられている目標の「沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」を達成するための具体策についてご紹介しました。


これからの沖縄に期待できる内容となっているので、ぜひ皆さんも沖縄21世紀ビジョンを読んでみてください!

 

最後に


弊社では、より良い未来をつくるために、次世代を創る子ども達、そして企業へ「SDGs」を理解してもらい、社会課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。


親子でSDGsワークショップ


SDGsやSDGs17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。


その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。


このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。


2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。


このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。


また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。



企業向けSDGsで地球救済ワークショップ

グループワークを通してSDGsとは何か、課題解決のためにどんなアクションができるかを議論するワークショップです。


SDGs169のターゲットや、沖縄21世紀ビジョンを題材に、ロールプレイング要素を取り入れているので、会社でSDGsに取り組む意義を浸透させたい、共通認識を取りたいという企業、これからSDGs関連の取り組みを実施検討している企業におすすめです。


弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。




参考

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