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英語アクティブラーニング~授業ですぐに使える実践例を5つ紹介~


近年、「アクティブラーニング」という言葉をよく聞くようになってきました。

大学、高校の授業でもアクティブラーニングを取り入れている学校も少なくありません。

実際に取り入れている大学の事例はコチラ


そんな中、英語学習のアクティブラーニングはどうでしょうか。

言語学習もアクティブラーニングを使用することで、学習効果が高まるとされています。

アクティブラーニングの学習効果についての詳しい内容はコチラ


指導要領の改定等により、アクティブラーニングの要素が重要になってきたものの、そもそも英語学習は、ペアでの対話形式での学びなど、すでにアウトプット型の学習も多く、アクティブラーニングを実践しているのにこれ以上どうしたら良いのかわからないという声もあると思います。


そこで今回は、授業ですぐに使えるアクティブラーニングの実践例を5つ紹介していきたいと思います。



アクティブラーニング実践例5選


・英語での劇


英語での劇をすることで、アクティブラーニングが実現できます。

まず、劇ですからグループで協力して、活動しなくてはなりません。


多様性の理解が求められる現代社会において、一つのプロジェクトをグループで完成させるという経験を学生の内に体験できるということは、かなり貴重な体験です。


自分達で1から劇の内容を考えるのはかなり難易度が高いので、まずはYouTubeなどから英語の子供向けアニメのストーリーや、洋画のワンシーンを完全再現するのが良いでしょう。


劇はグループでの学習に加えさらに効果的な学習に繋がります。

劇をするなら感情を込めなくてはならないため、英単語の意味を理解しなくてはなりません。そうなれば、自然と自分で分からない英単語を調べるはずです。


さらに、ネイティブの発音を真似るためには、リンキングなどの繋がりを意識して発音します。自分で発音できたものは自然とリスニングもできるようになるので、劇は一石二鳥、いや一石三鳥ものメリットがありそうです。




・英語圏の国についてグループで学習する


英語圏の国をグループで調べてもらうのも良いでしょう。

英語の学習時間は、言語学習(単語、文法)だけをするものである必要はありません。

英語に興味を持ってもらうことも大事なので、自分が行ってみたい国を調べるのも効果的です。


その国の、伝統文化、食、世界遺産などを知ることで、外国に興味を持ち、留学を目指すきっかけにも繋がるかもしれません。

調べた国を各自、プレゼン形式で発表するとさらに効果がアップします。

社会に出ると多くの場面で、プレゼンをする機会が多くなるため、良い練習にもなります。


最初に導入するアクティブラーニングとしてはかなりおススメです。




・旅行計画を立てる


先ほどの、「英語圏の国についてグループで学習する」を実施後に、実際に旅行計画を立ててみるのも良いでしょう。


旅行先で考えられる場面を想像し(もしくは指導者の方から提案して)その際に使えそうな英語のフレーズを調べて、会話してみるのも面白そうです。


本格的に交通費、食費などについても調べてみると、海外との物価の違いなども学べるかもしれません。




・ジグソーリーディング


同じのテーマについて書かれた資料を、グループの数だけ準備します。

そして、グループごとにそれを読んでそのテーマについて概要を掴んでもらいます。

その際、なるべく単語の意味は調べずにわかる部分から推測して読むようにすることで、スキャニングの能力も身に付けることが可能です。


その後、グループのメンバーをシャッフルし、どのようなことが書かれていたかを話し合います。

他のグループの資料にはどのようなことが書かれていたのか気になりだしているので、学習意欲が向上する可能性が高いです。


また、自分達が読んだ資料の内容も相手に伝えなくてはならないため、真剣にリーディングを行います。

グループで行うので、英語のリーディングが苦手な生徒と、得意な生徒が協力し合えることもモチベーションの維持に繋がります。


最終的に、指導者側から、そのテーマに対しての質問を投げかけてみると、リーディングの理解度を測れるかもしれません。


その際に、なぜ〇〇したと思うか?などの質問を投げかけることによって、さらに深い思考へと導くことも可能です。




・英検の二次問題を使用した面接


今後、英語は4技能をバランスよく学習する必要が出てきます。

そのため、スピーキングの学習は今まで力を入れていなかった分、かなりの学習時間が必要になると予測されます。


そこで、英検の二次問題などを活用し、ペアで学習させると効果的です。


授業時間の5分程度を使用して、お互いに面接し合い、それを習慣化することで、スピーキングへの苦手意識を変えていきます。


ある程度慣れてきたら、先生と本番同様に面接をしてみるのも良いかもしれません。

これを続けていると、スピーキングになれるだけではなく、英検の二次対策の必要がなくなるため、英検を受験する際にも役立ちます。




まとめ


ここまで、英語学習におけるアクティブラーニングの実践例を紹介してきました。

様々な方法と、効果を紹介したので、今すぐ試したいと思っていただけると幸いです。


しかし、重要なのは、生徒の学習に進度に沿って実施することです。

生徒に寄り添いながら、徐々に授業の中にアクティブラーニングを取り入れていきましょう。


 

FROGS流PBLワークショップ


これまで、アクティブラーニングについて紹介してきましたが、実際どう学校に取り入れていいか分からないという教育関係者の方々へ弊社が行なっている、小学生から大学生まで対応しているPBLワークショップをご紹介します。


PBLとはアクティブラーニングの手法の1つであり、現在多くの大学、高校が注目をし導入も始まっています。


育成者ライセンス事業

株式会社FROGSでは、個人・法人問わず、「教えない、気づかせる教育」ノウハウを提供する「イノベーター育成者ライセンス事業」を展開しています。


過去に研修を行った事例


地域課題解決 Workshop

身の回りで感じている地域の課題をテクノロジーを使ってどう解決するかを考えます。世界で起こっているイノベーションの事例を踏まえながら、自分たちだったらどう解決するかグループで話し合い、考えます。

人数:4名以上(3〜4名を1組としたグループワーク形式)

時間:3時間程度

対象:中学生以上の学生

身に付くスキル:問題解決能力、アントレプレナーシップ 、思考力



SDGs Workshop

2030年に向けたグローバルアジェンダ「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の17のゴールをキーにして、PBLの手法で、持続可能な共生社会を自らの手で作るための行動をデザインしていくワークショップです。

人数:4名以上(3〜4名を1組としたグループワーク形式)

時間:3時間程度

対象:小学校高学年以上の学生

身に付くスキル:思考力 、創造力


MESH Workshop

日本が提唱する未来社会のコンセプト「Society 5.0」で描かれる世界では、地域環境や世代を超えたIoTインフラが私達の生活を支えています。IoTと私達の関わりや変化する社会のカタチをSONYのIOT学習ツール「MESH」を使って、Hands-On Minds-Onで学んでいきます。


人数:4名以上(3〜4名を1組としたグループワーク形式)

時間:3時間程度

対象:小学校3年生以上の学生

身に付くスキル:創造力、問題解決能力、思考力


FROGS流PBLワークショップの特徴

弊社ワークショップでは、社会課題に密着したPBLワークショップが特徴です。地域課題やSDGsなど、生徒達自身が解決したいと思える社会課題を見つけてもらい、それを自分たちならどう解決するかを考えてもらいます。

そうすることで、身の回りの社会課題に気づけるようになり、それらを解決するための問題解決能力、思考力、創造力が高まる効果があります。


また、社会課題の解決案を生み出すということを体験することによって、生徒達への達成感や自信、学びへのモチベーションへ繋がります。


さらに、「MESH」を使ったワークショップもご用意していますので、テクノロジーが私たちの生活に実際どう関わっているのか、それをどう活用していくかも学ぶことができます。


弊社PBLワークショップが気になった方はこちらから内容をご確認ください。




■参考


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