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子どものうちから世界基準のデジタルスキルを身につけよう!DQ(デジタル知能指数)を学ぼう


インターネットが当たり前になった社会で、IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)につぐスキルとして、DQ(デジタル知能指数)が求められるようになりました。


インターネットは大人だけでなく、多くの子ども達も使用していることから、DQは子どものうちから身につけておくべきスキルだと言われています。


そんなDQですが、日本ではあまり浸透していません。今回は、少しでもDQを知ってもらうために分かりやすく、DQが何なのかについて説明します。


 

DQ(デジタル知能指数)とは何か

DQとは、デジタルインテリジェンスの略で、デジタル知能指数とも言われます。デジタル社会の現代では、インターネットやデジタル機器を使用することを楽しむとともに、責任や問題の認識を深めることも必要になってきます。


デジタル社会で起こる危険性や問題などを知り、どのように自分自身がデジタル社会を生き抜くかを世界共通のスキルとして身につけることを推奨しているのがDQなのです。


そんなDQは大人だけでなく、子どものうちから身につけるべきスキルとして言われています。


DQを世界スタンダードの身につけるべきスキルとして宣言した国際シンクタンク「DQ Institute」では、DQを子ども達に分かりやすく身につけてもらうための動画なども配信されています。動画についてはこちらでまとめましたので、気になる方はご確認ください。


また、DQでは、8つのデジタルスキルを身につけましょうと宣言されています。

プライバシーの扱い
自身や他人のプライバシーを守るために、オンラインに共有される全ての個人情報を分別を持って管理する能力

批判的思考
オンラインにて、情報が真実か虚偽か、コンテンツが無害か有害か、人とのつながりが信頼できるものか怪しいものか、区別する能力

デジタルでの足跡
デジタル世界の性質やそれらの現実世界での帰結を理解し、責任を持ってそれらを管理する能力

デジタルでの共感
オンラインにて、自他のニーズや感情に対して、共感を示す能力

サイバーセキュリティの扱い
強力なパスワードを使うことで自身のデータを守り、様々なサイバー攻撃を管理する能力

ネットいじめの扱い
ネットいじめの状況を検知し、それらに賢く対処する能力

スクリーンタイムの扱い
画面を見ている時間や並行作業、オンラインゲームやソーシャルメディアを、自制心を持って管理する能力

デジタル市民のアイデンティティ
オンラインとオフラインにて、健全なアイデンティティを誠実に構築・管理する能力

 

DQレベルを知ろう!

DQはデジタルスキルのレベルを大きく3つに分けています。その3つのレベルをご紹介しますので、今の自分自身のDQレベルを確認しましょう。


レベル1:Digital citizenship(デジタル・シティズンシップ) デジタルテクノロジーやデジタルメディアに関する倫理感や社会的問題を理解しており、安全に、責任をもって、それらをポジティブに利用することができる能力


レベル2:Digital creativity(デジタル・クリエイティビティ) デジタルツールを使いアイデアを形にしたり、新しいサービスをオンライン上で共同開発したりと、デジタルエコシステムの一部となる能力


レベル3:Digital entrepreneurship(デジタル・アントレプレナーシップ) デジタルメディアやデジタルテクノロジーを駆使し、グローバルな課題を解決したり、新しい価値を創出する能力


現代では、子どもの時からインターネットを使用することが、当たり前になっています。子ども達にはまずレベル1のデジタル・シティズンシップを身につけてもらうためにも、DQを早いうちから教えることが大事です。



 

DQをどう教えたらいいの?

DQを学ぶ必要性は分かったものの、どうやってDQスキルを身につけたらいいのか分からないというかたも多いかと思います。


そこでDQ Instituteでもおすすめされているのが、DQWorld.netというオンライン学習プラットフォームです。


そこでは、デジタルテクノロジーやメディアなどを自らが安全に責任を持って使うための能力である、デジタルシチズンシップスキルをゲームなどを通して学ぶことができます。


さらに、このオンライン学習は全ての子どもが無料で行うことができ、この学習を完了した子どもたちのサーバーリスクは15%減少したことに相当すると言われています。


DQWorld.netを使用することで子ども達も楽しみながら、DQを学ぶことができるのではないでしょうか。


 

最後に

弊社ではインターネット時代のリスク管理能力である「DQ」を子ども達へ理解してもらい、どうデジタルやインターネットを使用するべきなのかを考えるワークショップを行なっています。

FROGS版DQワークショップ

弊社のDQワークショップでは、小学校高学年以上の学生向けのグループワーク形式のワークショップを行なっております。


まず、DQについてや、DQで発表されている8つのスキルを子ども達にも分かりやすく説明した上で「自分たちはインターネットやデジタル機器をどう使用していくべきか」という問いを子ども達に考えてもらいます。

今の自分自身と照らし合わせて、DQのどのスキルは身についてて、どのスキルがまだできていないのかを考えてもらい、身につけられていないスキルを身につけるためにもどう行動していくかを発表してもらいます。

弊社のDQワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。

参考

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