こんにちは。FROGSインターン生の久高です。 6月1日(土)にFROGSAcademy2期の研修がOKINAWA Dialogにて行われました 今回は、「世界の課題 SDGsを考える」というテーマでの研修を、親子参加型ワークショップとして開催いたしました。 皆さんはSDGsはご存知でしょうか? SDGsとは? 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。 2030年までに世界のあらゆる課題を解決しようということで全部で17個のゴール(目標)、169個のターゲット(具体的目標)を国連が定めたものです。 そこで保護者と生徒の皆さんには、SDGsについて考てもらい、「どうしたら世の中が幸せになるのか?」「幸せにするためにはどんな問題解決が必要なのか?」ということを今回は考えていただきました! 1.アイスブレイク!
まずは、研修に入る前に、講師の畑中さんにによるアイスブレイクです。各グループで、言葉足し算ゲーム!山手線ゲームと言われているやつですね。 一度、各グループで行なってもらいました!最初の結果は、子供達の記録が8人!保護者のグループの記録が9人と12人!これは意外な結果!笑 子供達の方が圧倒的に記憶力がいいものだと、、、笑 二度目は、作戦を練ってもらった上で再挑戦してもらいました!すると、保護者と子供達で意外な違いが出ました! 子供達は、どちらのチームも「しりとり」で前の人が言ったことを憶えて繋げていくスタイル。 一方、保護者の方々は、「連想」したものを言って繋げていくスタイルや「果物縛り」などで作戦を立てられていました!面白い発見でした! 2.「みんなが幸せな2030年の世界はどんな世界?」 SDGsについて学ぶ前に後にSDGsと関わってくるワークショップを行いました! 「みんなが幸せな2030年の世界」を全員で考えてみました。 私でしたら、プラスチックゴミが不必要な世界とかですかね?海のプラスチック問題が深刻化してるのを最近よく見聞きするので! ここでも大人と子供の違いがはっきりみられました!
子供達からの意見として、「絶対に死なない世界」「貧困ゼロの世界」「空を飛べる世界」「二酸化炭素がゼロの世界」といった声が上がるグループがあり、”〜だけの”、”絶対”や”ゼロ”といったような極端な表現を使うことが多かったです。 他のグループでは、医療やバイオテクノロジーなどの技術の進歩により世界が幸せになるといったような論理的な話の中に、「髪の毛が全て葉緑体になる世界」といった子供達のユーモア溢れる答えもありました。 子供達は自分の理想をベースにして幸せな世界を考えているなと感じました。 個人的に、「現実世界の時間と違う自分の中の時間感覚を変えられる世界」というのがとても面白かったですね。確かに、時間がコントロールできれば幸せですよね!その他にも、子供達の個性あふれる答えがたくさんありました!
保護者の方々は、テンポが早かったですね。さすがでした! 貧困問題やコミュニケーション、平和、日常生活など現在ある課題の解決をすることで未来を幸せにしようと考えるアイディアが多かったです。現在ある課題をベースにして理想の未来を創っていくといったような感じですね。 その中で、AIを使ったりすることで生活を良くしていくといった考えは論理的ですごくユーモアがあるなと感じました。 また、「貧困や教育面から子供達の現状を解決することで自分がやりたいことができる世の中になる」という子供の未来を考える声もありました。 特に「日々暮らしている中」というワードがすごい保護者らしいアイディアで発表も面白かったです。
後半戦! の前に少しだけぽんさんのアイスブレイクの様子を!体を使い、頭を使いとすごく盛り上がっていましたよ!動きで伝えたり、声で伝えたり、伝達する手段は1つだけでないと気づかされ、伝えるというのはすごく大切だと感じました! 3.考えたアイディアをSDGsのゴールに分類してみよう! 前半で考えてもらったアイディアがSDGsの17の目標のうちどの目標に当てはまるのか分類してもらいました! 全員のアイディアを集めるとSDGsの目標が埋もれるくらいたくさんのアイディアがありました!
写真を見てみると偏りがありますね。 意外なところは、沖縄県は海が魅力的ですが、目標14の「海の豊かさを守ろう」の欄があまり多くなかった点です。子供達にどんな理由があるのか聞いたところ「沖縄は海が他の県よりも綺麗だからあまり考えてなかった」といった声があり、身近な問題ほど気づきにくい側面もあるのかなと感じました。 また、「肌の色や宗教による差別は当てはまるところがわからない」「分子の分解やエネルギーのサイクルなどはどこだろう」「1つのものでいろんなところに当てはまりどこに貼ればいいのかな」など17の目標のうちどの目標に当てはまるのかわからなかったり、いくつも当てはまったりすることで迷っていた方もいました。
ここで気づかされるのは、SDGsは決して1つの問いた課題が1つだけでなくいろんな枠のゴールに入っているということです。 講師のひらりさんは「1つの問題は1つの側面だけでなく、いろんな側面を持っているので、全てが協力する世界でないと良くはならないよ。」とおっしゃていました。 SDGsの特徴がなんとなく掴めてきたワークでした! 4.問題解決のためのアイディアを考えよう! 最後にSDGsの17の目標を達成するために、今ある問題をどうやって解決するのか?というのを考えてもらいました。 保護者の方で、電気を持続的に使うためにはどうするのかという問いが出てきました。 蓄電池やソーラー発電、水素と酸素を利用して安定的に発電する。といったアイディアがありました。
ここで、子供達から「天候が変わる地球で発電するのは非効率なので宇宙で発電すればいいよ!」という声がありました!面白い!宇宙という発想、壮大ですね。でも近い将来実現できそう!しかし、ここで「ではどうやって地球に持っていくのか。」という新たな問いが出てきました!そしてまたみんなで考える!そしてまた問い!また考える!これの繰り返しですね。でもこの繰り返しが子供達の気づく力、考える力を育ててくれるように感じます。 今回、SDGsを通して2030年だけでなく、ずっと先の将来のことまで考えてくれるとすごく嬉しいですね。もちろん子供だけでなく私たち大人もSDGsについて考えて世の中を少しでも良くしていくことが大事だと気づかされました! 次のワークショップも今回同様、親子参加のワークショップとなります! 以前の研修で触れたDQスキルについて親子で考えてもらいます!その後のAcademy研修に活きてくる研修になるので親子でまた一緒に考えてもらいたいですね!
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